2013年 01月 14日
言葉の重さ |
昨日、TVで「東北、希望の壁プロジェクト」を放映していた。
東日本大震災で町の8割が壊滅し、4300人いた
住民のうち、155人の死者、81人の行方不明者を
出した宮城県石巻市雄勝地区。
避難先から 1日も早く生まれ育ったふるさとに戻れるよう
左官 挟土秀平氏が地元に呼びかけて共に立ち上げた
プロジェクト。雄勝地区の南に位置する荒浜という
海岸線を舞台にして、 高さ4m × 長さ40mの巨大な
一枚壁を立ち上げてキャンバスとし陸から海に向かって
想い想いのメッセージを放つ、というものだ。
壁が完成し、インタビューされた1人の母親の言葉に胸が
熱くなった。
彼女は、完成した壁をみて「素晴らしい」とか「うれしい」という
気持ちにはなれない。「将来、子供たちが平穏に暮らせる町に
することが自分たち親世代の役目」と目に涙してキッパリ。
震災で生きるか死ぬかを経験した人の重く迫力のある言葉だ。
by heartfulhouse
| 2013-01-14 14:18