2007年 02月 21日
古き良き時代との融合 |
築90年の住宅を今月初めからリフォーム中です。
工事内容はリビング(90年の家には居間かな?)と
寝室のリフォームと各部屋の敷居、建具の取替えです。
写真は天井を撤去した状態ですが小屋組みが
90年の歴史を伝えてくれています。
機械も道具も不十分な時代にこれだけの仕事をやり遂げた
職人魂には圧倒されました。迫力もあります。
今回は大正建築と平成建築の融合が一つのテーマです。
床に使う素材なども床暖房との相性なども吟味してサクラの無垢材に
リボスを塗り、壁は在来の土壁にカルクウォール漆くいで仕上げ天井は
杉の無垢板とすべて100%天然素材にてリフォームに取り掛かって
います。建具もデザインを何枚も書いて見ましたがやはりオーソドックスな
伝統的なものがよく似合いました。この仕事で感じたことは 古き良き時代
のものは伝統が支えているのでそれを我々現代人が流行のデザインなど
自分の好みでは、なかなか融合は難しいことだと思いました。
あくまでも 自然体 が良いのです。
by heartfulhouse
| 2007-02-21 12:13